オスグットシュラッター病

このようなお悩みありませんか?

ストレッチや揉み解されてもすぐ痛みが戻る

長期間安静にしても良くならない

湿布や痛み止めがあまり効果を感じない

強い痛みは無いが弱い痛みまたは違和感が残る

どこにいっても完治しない

患者さんの声

S・K さん 45歳

部活動でバスケをしてる息子が、練習で膝下が痛くなることが多くなって見てもらいました。

いろいろ施術をやって貰いながら家でストレッチをやっていくうちに痛みが徐々に無くなってきたようでバスケをしても痛くなくなってきたようでした。三か月ほど痛みが変わらない状態だったのですが、始めて施術をして頂いた時から軽減したようでとても助かりました。

院長 神崎

Y君は競技動作で膝に負担が掛かる動きをしていた事や、成長期特有の柔軟性低下があった事が原因になっていました。

動作でしっかり股関節を使えるようなった事と、ストレッチと施術で柔軟性が改善していった事が回復に繋がったと思います

オスグッドで考えられる原因

一般的な原因大体四頭筋の柔軟性低下 運動のしすぎ

当院が考える原因

  • 筋肉と筋肉間の柔軟性低下
  • 高確率で体が硬くなる成長期のストレッチ不足、悪い生活習慣
  • 怪我のリスクが激増する足首を反らす柔軟性の低下
  • 前後だけじゃない、脚の内側と外側の筋バランス不良
  • 猫背や脚後面の柔軟性低下、極端に靴の踵の方がすり減る

この4つが多く見られます

簡単な解説

オスグットシュラッター病とは大腿四頭筋から膝の腱を介して繋がる脛骨粗面という部分に負荷がかかり、軟骨の一部がはがれる事で起こります。成長期の骨が柔らかい時期に好発し、大腿四頭筋を使う運動(ランニング、ジャンプ、キック)が増える事でより発症のリスクが高まります。

筋肉と筋肉の間の柔軟性低下

こんな方いませんか?

太もも前のストレッチを続けているが柔らかくならない

太ももに圧迫感を感じる、脚が重い感じがする

脚の疲れが抜けない、よく怪我をする

オスグットの場合太もも前の大体四頭筋の柔軟性は大切ですが、それと同じくらい

大腿四頭筋と隣接する『筋肉との間の組織の柔軟性も大切です。

通常筋肉がストレッチされるときは筋肉と筋肉の間が滑らかに動くような動き(滑走性)がありますが、運動による炎症やケア不足などでこの滑走性が低下する事があります。滑走性が低下すると筋肉の伸長が十分に出ず、ストレッチ効果が出づらい状態になります。

 またこの滑走性の低下は筋肉周囲の血管や神経を圧迫する原因になり、運動時の筋肉の張り感や重さにも繋がります。

さらに『神経や血管の圧迫⇒筋肉が緩みにくい+栄養が届きにくい状態』であるため

運動後の筋の回復が遅れることに繋がります。

高確率で体が硬くなる!成長期のストレッチ不足、悪い生活習慣

こんな方いませんか

身長が急激に伸びている

全体的に体が硬い

学校でも家でも同じ姿勢をとる習慣がある 

成長期は身長が伸び時に最初に骨だけ伸びて、その後追うように筋肉が伸びていきます。

そのため身長が伸びる時期は相対的に筋肉関節の柔軟性が低下しやすい状態と言えます

体の中で一番長い太ももの骨は特に変化も大きく、痛みなどの不具合を生じやすく膝下にかかる負担も増えます。

以上の理由から普通に過ごしていても体が固くなる時期に学校や家で座位や猫背などの同じ姿勢でいる事が多いと高確率で身体が固くなっています。良い姿勢やけが予防の為にも全身的ストレッチを習慣的に行っていく事が大切です。

また、成長期には骨端線と呼ばれる(骨を成長させる起点となる軟骨)が役目を終えて閉じていきますが、その時期に骨端線周囲の柔軟性低下から、さらに負傷しやすい状態になります。この部位の問題は筋や神経の施術やストレッチなどでは対処しきれずに症状が残りやすい原因にもなります。

怪我リスクが激増してしまう足首の固さ

こんな方いませんか

しゃがんだ時に踵が浮く

片脚で立った時のバランスが取りづらい

運動をしていると膝や腰も痛くなる事がある。

ダッシュや切り返し動作で足首を捻りそうになる。

足関節には背屈(つま先を上に上げる動き)と底屈(つま先を下に下げる動き)があり

足関節には、背屈位で関節が安定して底屈位で不安定になる(内外に捻じれやすくなる)

特徴があるので特に『底屈位偏移または背屈の可動域制限』があると足関節が不安定といえます。

また運動の連鎖の関連から

足関節が不安定性=膝関節の内外の不安定性』となって、腱や骨に過剰な負荷となります。

またバランスも悪化によって足首を庇った動きになるため膝や腰に痛みを伴う事も多々あります。捻挫のリスクも高くなるため、背屈の可動域を拡大+正常に使えるように練習していく事が重要です

前後だけじゃない、脚の内側と外側の筋バランス不良

こんな方いませんか?

ダッシュやジャンプの着地動作で内股になりやすい

スポーツなどで相手と接触する時に押し負ける事が多い

バスケやサッカーなど競技中に転ぶことが多い

片脚で立つ動作などでバランスが悪い

オスグットを予防、良くしていく上で太もも前(大腿四頭筋)と後ろ(ハムストリングス)のバランスが重要であるの有名な話ですが、『外側(中殿筋)と内側(股関節内転筋群)の筋バランス』もとても重要な項目になります。

内側と外側のバランスが悪いとジャンプやダッシュで内股になったり、コンタクトスポーツで相手に押し負けたりしやすくなります。これらの動作が膝の腱にかかるストレスを増加させ、オスグットやジャンパー膝などのリスクも上がります。※リンクはこちら※

 内側外側の筋肉は鍛える事が出来てもバランスは通常のトレーニングや競技の練習ではなかなか鍛えにくく、その人個人の骨格や体の使い方に合わせた練習を行っていく必要があります

競技パフォーマンスにも悪影響な猫背や脚後面の柔軟性低下、靴の踵の方がすり減り

こんな方いませんか?

授業中や家で猫背でいる事が多い

蹴りだしの1歩目が遅れがち

長座体前屈が苦手

重心が後ろに偏りやすく靴の後ろがすり減りやすい

 猫背の姿勢になると骨盤は後ろに傾き、重心が後方に移動します。

この場合、太もも前側の筋肉の張りが強くなり、股関節~太もも後面にある筋肉(ハムストリングスや殿筋)は短縮して柔軟性が低下してしまい『膝蓋腱のストレスが増加⇒オスグットのリスク増加』となります。

 

また、重心も後方に偏移する事で、①靴の後ろ側がすり減り②ダッシュや切り返しなどの一歩目の遅れ③瞬発的なパフォーマンスの低下などを招きます。

 骨盤を前傾の方向に持っていく為には、柔軟性だけでなく、体幹や股関節周囲の筋力をその人の体の使い方に合わせたトレーニング+動作練習を行っていく必要があります。

骨盤後傾位を整える事はオスグットの予防になるだけでなく、競技パフォーマンスの

向上も期待できるため、競技を行う人にとっては必須条件です。

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