このようなお悩みありませんか?
歩くときに歩幅が狭い、長時間歩きのが難しく日常生活に支障が出ている
階段の昇り降りが辛い
車の乗り下りで股関節が痛む
料理や掃除、洗濯などの家事動作が辛い
床からの立ち上がりで痛みがあり動作が難しい
患者さんの声

だいぶ前にウォーキングを趣味で行っていたのですが、痛みが出たり治まったりを繰り返して徐々に悪化していきました。最近は歩くとき以外にも立ち上がる時やしゃがむときも痛くなってきたので、海と森に行きました。施術では股関節以外の所もやってもらい、歩くときの痛みがとても軽減されて立ち上がりやしゃがむ時の痛みは無くなりました。教わったトレーニングも継続していきます。

Mさんの股関節は元々変形があったことで体の使い方に偏りが出てしまっていた事が痛みの原因になっていましたね。変形した部分を変える事は出来ないですが、股関節周辺組織とそれに付随する全身の状態が良くなった事と、変形に合わせた体の使い方を習得出来た事が痛みの軽減に繋がったと思います。
変形性股関節症で考えられる原因
一般的な原因…筋力不足(大殿筋や中殿筋)、筋肉の柔軟性低下(大殿筋、ハムストリングス、腸腰筋など)、体重過多、歩きすぎ
当院が考える原因↓
- 関節を安定させる重要な股関節のインナーマッスル(小殿筋、大腿直筋)
- あまり知られていない重要なポイント仙腸関節の歪みや機能低下
- 運動連鎖の視点から考えた足部、膝、股関節の連動とバランス不良
- 腸と腎臓周辺の柔軟性低下による股関節の可動域制限
この4つが多く見られます
関節を安定させる重要な股関節のインナーマッスル(小殿筋、大腿直筋)

こんな方いませんか?
・しゃがみ、あぐら、歩行で股関節を動かすと詰まる感じや痛みがある
・股関節をぐるぐる回した時ぽきぽき音がなり引っかかる感じがする
・長時間歩くと太ももが張りやすい
・ストレッチをしても股関節が全く柔らかくならない
股関節周辺のストレッチと言えば、腸腰筋や大殿筋、ハムストリングスなどに対して行う事が一般的です。しかし前提として股関節のインナーマッスルが硬いと、関節自体の動きが制限されストレッチをしても伸びません。特に小殿筋や大腿直筋(半回頭)の起始部は関節のすぐ近くにあるため、柔軟性が低下すると関節を動かす際に音が鳴ったり、つまり感や痛みを生じさせます。また、このインナーマッスルは関節を安定させる作用もあるため、柔軟性低下によって関節が不安定になり臀部や太ももの大きい筋肉の負担が増えてしまい、歩いた時の脚の張りも増えてしまいます。
変形による可動域制限+インナーマッスルの硬さが合わさる事で股関節が身動き取れなくなっている状態を修正することが重要です。今ある痛みや症状の原因が変形だけであるとは限りません。
あまり知られていないとても重要なポイント仙腸関節の柔軟性低下

こんな方いませんか
・胡坐やしゃがむ姿勢が取れない
・階段や段差を降りる動作で股関節が痛む
・坐骨神経痛がある
・うち股やガニ股になりやすい
あぐらやしゃがみ動作は股関節とともに骨盤も動き、骨盤を動かす上で仙腸関節の柔軟性は必要不可欠になります。仙腸関節が硬い事で骨盤の動きの制限、地面から受ける衝撃を分散作用がの低下が起こり股関節に負担がかかってしまうため、変形を増悪させる要因となります。
他にも坐骨神経を圧迫して痺れや痛みの症状を引き起こす場合も股関節でカバーするため負担増加につながります。
仙腸関節が硬くなると骨盤は前傾あたは後傾方向に偏移して固まる傾向にあります。運動連鎖の観点から『骨盤前傾⇒X脚偏移、骨盤後傾⇒O脚偏移』となりやすく、股関節の負担増加に繋がります。変形の増悪防止と症状軽減のたえには仙腸関節の機能が必要不可欠になります。
運動連鎖の視点から考えた足部、膝、股関節の連動とバランス不良

こんな方いませんか
・捻挫の既往歴や外反母趾がある
・しゃがむと踵が浮く、しゃがめない
・長距離を歩いた時、膝にも痛みがある
人の体は運動の連鎖によって体の各部位が動きます。運動連鎖上の足首と股関節の関連は、『足部が内側に倒れる⇒股関節も内側に倒れる(うち股)・足部が外側に倒れる⇒股関節が外側に倒れる(がに股)』にそれぞれ偏移します。過去に捻挫の既往があったり、偏平足や外反母趾等によって足関節が不安定な状態だと股関節の位置も偏移しやすいため、負担がかかるようになります。
またしゃがむと踵が浮くような足首の可動域が狭い人は、歩くときに足部の正常に働かず、膝や股関節の負担がかかるようになります。膝も同様に痛みがあったり、可動域制限があると股関節の負担が増加します。変形があっても日常生活を快適に過ごすためには、足部や膝関節が良い状態にすることが必要不可欠です。
内臓周辺の柔軟性低下から来る反り腰

こんな方いませんか?
・反り腰が気になる、普段仰向けで寝づらい
・消化不良や便秘など消化器系の不調が続いている
・足趾の末端冷え性や浮腫みが気になる
股関節は大腿骨にある骨頭と骨盤にある臼状の受け皿で構成されているため、股関節の動きには骨盤の動きが連動します。腹部にある臓器(腸や腎臓)周辺の柔軟性が低下すると骨盤の動きを阻害し股関節の負担が増加し、変形を助長させる可能性があります。腸や腎臓は下方に引っ張られて固まりやすい特徴があり、その重さが原因で反り腰を助長させてしまい、そのまま固着してしまうと仰向けで寝る時に腰が浮いて違和感を感じる方も多々います。
腸や腎臓周辺には腹大動脈という足に血流を送るメインの血管があり、内臓が下方で固着してしまう事で血管を圧迫し足への血流が低下させ足の冷えや浮腫みにつながります。足をマッサージしたり靴下で温めたりしても変わらない冷えや浮腫みは内臓に原因がある可能性があり、股関節の状態も悪い可能性が高いです。
