このようなお悩みありませんか?
デスクワークなどで夕方になってくると目がかすむ
目の奥が締め付けられるような感じがある
肩こりや頭痛と一緒に起こる
眩暈や耳鳴りも起こる時がある
目薬が手放せない
患者さんの声
デスクワークでパソコン作業が多く、肩首が凝ったり目の奥の痛み、頭痛もしてきてしまう為こちらに伺いました。吐き気も出てきてしまうため困っていたのですが、施術をしてもらっていくうちに辛くなる回数もだいぶ減ってきて助かりました。辛く感じる時のケア方法も教えてくれたので、実践していきます。
Iさんは肋骨や横隔膜の硬さから呼吸が浅い+猫背になって首肩が張って眼精疲労になっているパターンでしたね。呼吸と血液循環が整って、自然と胸も張れるようになって首肩緊張が抜けると眼球周囲に栄養がしっかり届くようになり結果的に症状の軽減に繋がったのだと思います。
眼精疲労で考えられる事は
一般的な原因…肩こり、デスクワーク、猫背の不良姿勢、栄養不足
当院が考える原因↓
- 眼球運動量の低下
- 頭蓋や頸椎の状態異常による自律神経の乱れ
- 食いしばり、歯ぎしりから来る血管圧迫
- 猫背+ストレートネックの姿勢や長時間同一姿勢による後頭下筋群の緊張
この4つが多く見られます
眼球運動量の低下
こんな方いませんか?
・パソコンやスマホを長時間使用する事が多い
・遠くの物や近くの物を見る際、ピントが合いにくい
・本などの文章を追うのが遅くなった
・注意力や集中力が続かなくなってきている
現代ではスマホやパソコンなどの使用時間が長い人が多く、目を使いすぎている自覚があると思います。ですがそれに相反して眼球運動自体は少なくなっている状態だといえます。例として『紙に書いてある文章を読むときは→主に眼球や首を動かして文字を追う』に対し『パソコンやスマホは目の代わりに指でスクロールして文字を読む』これら近代化・データ化によって眼球運動の代わりに指を動かしている状態が日常的に多くなっています。
これは体でいうと長時間同じ姿勢で過ごしてるようなもので、眼球もこの状態になると眼球周辺の血流量が低下し、目のピントの合いにくさ、文字を追うのが遅くなるなどの症状が出てきます。
推奨される眼球運動にはいくつか種類がありますが簡単なものだと①上下・左右運動②円運動③8の字運動④フォーカストレーニング(遠近運動)⑤ジグザク運動(上下・左右)があります。
眼精疲労にはもちろん、首の筋肉の弛緩にもいいので首肩こり・頭痛にも効果的です。
自律神経の問題による眼精疲労
こんな方いませんか
・めまい、ふらつき耳鳴り
・動機や息苦しさ
・慢性的な倦怠感
・消化不良や便秘
・首・肩こり、頭痛がある
上記したような自律神経失調症のような症状がある方は自律神経を整えないと眼精疲労が良くならない可能性があります。自律神経は簡単に体を緊張させたり(交感神経)、弛緩させたり(副交感神経)する神経です。
その副交感神経の中でも最も重要な迷走神経は頭蓋や頸椎の隙間から下降し内臓に広く分布し、筋肉の弛緩や消化器を働かせる作用があり、その走行部位と範囲の広さから問題が起きやすい部位です。問題が起きると目の周りの筋肉が緊張し血流が低下する事で眼精疲労や光過敏症のように瞳孔の異常がみられることがあります。
以上のような方は副交感神経を正常に働かず、呼吸が浅い状態によって交感神経が働き体の緊張が抜けづらくなります。副交感神経の為に『深呼吸』が推奨されますが、胸郭が硬すぎる方はただ深呼吸をしても効果は薄く回復するまでに長期間かかります。これは呼吸を正常化するため横隔膜や肋間筋、背骨などの様々な要因が絡んでいるからです。
当院の施術では1回だけでも呼吸がかなり深く出来るようになるので、自律神経が整いやすくなり、結果的に眼精疲労にも効いていきます。
咀嚼の偏りや食いしばり、歯ぎしりから来る血管圧迫
こんな方いませんか
・食べ物を噛むときに左右どちらかに偏ってしまう。
・常に奥歯~顎周辺が強張っている感じがする
・寝ている時に歯ぎしりをする事が多い
・食いしばりがある
眼球に栄養を送っている血管は大動脈弓(心臓から出る大きな動脈)から分岐して首や顎周辺を通過します。顎周辺には咀嚼筋と呼ばれる噛む時に使われる筋肉が存在しており、食べ物を噛むとき左右どちらかに偏る人は咀嚼筋の局所に負担が集中してしまいます。この状態が続くと『咀嚼筋の局所負担増加⇒血管圧迫⇒血流量低下⇒眼球周辺の柔軟性低下⇒眼精疲労』という流れで眼精疲労を引き起こしやすくなります。
咀嚼の偏りの他にも寝ている時に歯ぎしりをしてしまう人や食いしばりがある人などは血管圧迫が起こりやすいです。眼精疲労解消のためには顎~頸の状態を良くしていく事が大切です。
猫背+ストレートネックの姿勢や長時間同一姿勢による後頭下筋群の緊張
こんな方いませんか?
・デスクワークの時など顔を前に出して背中を丸めて作業している事が多い
・頭痛がする(片頭痛、緊張型頭痛)
・耳鳴りや眩暈がする事もある
首と後頭部の境目にある後頭下筋群と呼ばれる複数の筋肉は目のピント調整、眼球運動、瞼(まぶた)の動きを補助する役割をしていて眼球の負担が軽減しています。
しかし顔が前のめりの姿勢(猫背+ストレートネック)を長時間取っているとこの後頭下筋群の過緊張が起こり、支える機能が低下し眼球の負担が増えて眼精疲労を引き起こしやすくなります。
また後頭下筋群の一部は脳の硬膜に繋がっていて、その一部が伸縮し硬膜を張らす事で脳圧や脳血流の調整が行われます。過緊張状態が続くとこれらの調整が上手く出来ずに、頭痛がしたり耳鳴りや眩暈などの自律神経症状を引き起こす事もあります。
後頭下筋群の状態を良くしつつ、姿勢の歪みを調整し過緊張を起こさないようにすることが眼精疲労解消にも重要となってきます。
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