このようなお悩みありませんか?
膝が痛くて杖を使っている
階段の上り下りで痛む
しゃがめない、正座が出来ない
サポーターを着けているが痛みが減らない
注射や痛み止めを長期間行っている
病院で手術するしかないと言われた。
人工膝関節の手術を行ったが痛みが出ている
患者さんの声
病院で変形性膝関節症と言われ痛み止めや注射を続けていましたが、徐々に痛みが増して、病院で手術するしかないと言われました。手術はどうしても抵抗があって、こちらに来ました。
通院を続けるうちに痛みが減ってきて安心しました。膝に負担をかけない方法や日々の工夫した方が良いところなども教えてくれました
T・Sさんは膝の変形に付随して膝のお皿の硬さと伸びにくさと足首の可動域制限。また太ももの前側の筋肉が歩くときや動作時にうまく使えていない事が痛みの原因となっていました。
変形がある分どうしても膝の負担は局所に集中しやすいため、足首や膝の可動域を広げて 筋力を使えるようにして局所にかかる負担を分散出来た事が痛みの軽減に繋がりました
変形性膝関節症で考えられる原因
一般的な原因…加齢 体重増加 負荷のかけすぎ
当院が考える原因↓
- 足関節を反らせる動きの固さ
- 太ももの外側が張っていて硬くなっている
- 歩くときの重心位置のズレ
- 膝蓋下脂肪体、膝蓋骨の柔軟性低下
- 膝周辺の筋力低下
この4つが多く見られます
足関節を反らせる動きの硬さ
こんな方いませんか?
・ふくらはぎが突っ張る感じや重怠い感じがする
・しゃがんだ時に踵が浮く
・歩くときにつま先が外側に向いている事が多い
変形性膝関節症の方で、足関節を反れない方は非常に多いです。
通常、歩くときは『足首がしっかり反る⇒膝関節が追従する』ような形になります。
膝に変形がある場合この足首と膝関節の協調的な動きが乱れる事で、 歩くときに足首も反らなくなって膝関節の負担が増えてしまい痛みや変形を増悪させる要因となります。
太ももの外側が張っていて硬い
こんな方いませんか?
・変形性膝関節症と言われる前からがに股・うち股の状態であった
・しゃがんだり立ち上がったりする時に膝がちゃんとハマっていない感じがする
・長時間歩くと太もも外側が重だるい感じがする
主に膝が変形する時はX脚方向もしくはO脚方向のどちらかに変形していきます。
この変形した状態で体を支えようとすると、太ももの外側にある『大腿筋膜張筋』という筋肉が硬くなります。この筋肉は膝下にある脛骨という骨の外側に付着するため、硬くなると脛骨を外側に引っ張ってしまい関節の噛み合わせを悪くします。
『大腿筋膜張筋』周囲の組織を整える事で、歪みの正常化、支持性を向上させ、負担を分散させるように『股関節』周囲の筋力を強化していく事が変形性膝関節症では大切になってきます。
歩く時の重心位置のズレ
こんな方いませんか?
・歩く時足の外側や内側に重心が偏っている
・足部の局所にタコや魚の目ができる
・靴底の減り方に偏りがあり、靴底が斜めになっている
膝が変形していると歩行時の重心位置も偏ります。
例)
O脚方向に変形している⇒重心は足部の外側に偏移する
X脚方向に変形している⇒重心は足部の内側に偏移する
このような傾向になります。そのため足底の内側や外側の皮膚が厚くなったり、タコや魚の目ができ 靴底が斜めにすり減っている方も多いです。
この重心位置が偏ったままで歩行を行うと、膝の不安定感が増加するため、膝の変形を助長してしまう要因になります。
つまり変形性膝関節症で膝が不安定になっている分、
意識的に足底にかかる重心の位置を正しく調整する必要があります。
膝蓋下脂肪体、膝蓋骨の柔軟性低下
こんな方いませんか?
・膝を曲げ伸ばしした時に膝の前側で音が鳴る
・膝のお皿を動かそうとしてもまったく動かない
・膝のお皿の下の所が硬くなっている
膝の皿と呼ばれる膝蓋骨は歩くときや膝を動かす際に微調整を行ってくれています。特に変形性膝関節症があると運動方向の調節がより必要になるためこの膝蓋骨の柔軟性が大切になります。
柔軟性が低下すると動かそうとしても動きづらく、膝を曲げ伸ばしした時に膝の前側に違和感が出たり音が鳴ったりします。
また膝蓋骨の下側にある膝蓋下脂肪体は膝にかかる衝撃を緩和する作用があります。
この膝蓋下脂肪体が硬い+膝に変形がある(局所に負担が集中する)状態だと 歩いた時や階段を下りる時などに強い負担が膝にかかるため、痛みや膝の変形を助長させる原因になります。
変形している部分はストレッチやケアで変える事は出来ないので、その他の部位で補う事が非常に大切になってきます。
膝周辺の筋力低下
こんな方いませんか?
・座った状態で頑張って膝を伸ばそうとしても膝が少し曲がってしまう
・変形性の膝には筋トレが良いと言われているが何をしていいか分からない
・そもそも膝が痛くて筋力強化が出来ない
膝が変形している場合は通常よりも膝にかかる負担は増えるので、それを支えられるように膝周囲の筋力を鍛えていく事は必須になります。
しかし『トレーニング=負担をかける』可能性ももちろんあります。むやみに動画を見てスクワットをしたり長時間歩いたりすると逆に膝の痛みを助長する事があります。大事なのはその人の膝を含め全身の状態に合わせた適切な負荷・仕様のトレーニングを行っていく必要があります。
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